グラフィックオブジェクトは、形を表すために、アルファチャンネルを持っています。これを直接取り出す手順があります。

• キー「M」を押しながら、オブジェクトをドラッグして、空いている領域に落とす。

　これで、オブジェクトのアルファチャンネルを得ることができます。これはグレースケール画像になっています。

　また、「M」+ ドラッグで画像に落とすと、オブジェクトのアルファチャンネルが選択範囲としてドロップされます。

　オブジェクトの外形はアルファチャンネルで決まりますが、これを外せば、通常の四角形の画像になるはずです。これは直接取り出せません。以下の手順で取り出せます。

1. ctrlを押しながらオブジェクトをドラッグして、空いている領域に落とす。
2. 「Delete」キーで出来上がった画像上のオブジェクトを削除する。
3. キー「L」をおしながら、先ほど作った空の画像にドラッグして落とす。
4. 必要なら元の画像に戻り、ctrl_Z でオブジェクトを回復する。

　「L」+ドロップ　は実際はタイル塗り機能で、ドロップ先に繰返して「オブジェクト」のアルファチャンネルを無視して塗ります。ここでは、最初のドロップでオブジェクトの大きさの画像を作ってから、そこへドラッグすることで、１回だけの繰返し、つまり、オブジェクトの地画像を取り出しています。

前の二つの手順で、画像部分と、アルファチャンネルを別に取り出せたので、次は、これらを編集した後、また、オブジェクトに戻す操作です。

1. 「画像部分」の画像を選び、メニューの「選択」−「選択範囲をインポート」を選ぶ。
2. ダイアログで、「グレイスケールイメージを開く」を用い、アルファチャンネルに相当する画像を選んで「ＯＫ」。
3. メニュー「選択」-「オブジェクトに変換」。