金田一耕助

金田一耕助の年表

金田一耕助氏の履歴を年代順に整理したいと思いました。氏の活動録として出版されているものから拾い出して構成している途中です。

事件そのものではなく、金田一耕助がいつ、どこにいたか、そこに絞って調べています。

年月日歳典拠記事
T02?1913?0 本陣殺人事件金田一耕助氏誕生
S06?1931?19 本陣殺人事件金田一耕助、中学卒業。上京
S06?1931? 黒猫亭殺人事件神田に下宿。
S07?1932?19? 本陣殺人事件渡米。昭和二十九年から昭和三十年代初期とある（病院坂の首縊りの家（上））。
S081933?20? 本陣殺人事件米国、某カレッジに３年在学
S11?1936?22? 本陣殺人事件帰朝。東京にて探偵事務所を開く。某重大事件を解決。
S11193608/25 幽霊座浅草？稲妻座にて観劇。稲妻座は「駒形橋の西詰、駒形堂のある三叉路から雷門へ向かう道の左側」
S121937?? 本陣殺人事件大阪にて「むつかしい事件」調査、解決。
S121937?? 本陣殺人事件大阪より、岡山、久保銀蔵宅へ向かい、滞在。
S12193711/25 本陣殺人事件一柳家婚礼
S12193711/26 本陣殺人事件未明。事件勃発。
S12193711/2725/26 本陣殺人事件正午前。岡山県岡−村字山ノ谷の一柳家へ久保銀蔵の依頼により、金田一耕助現る。
S12193711/2825/26? 本陣殺人事件午前２時ごろ、三郎の事件勃発。同夜、事件解決。
S151940?? 黒猫亭事件「風間には６、７年会わなかった」から推察して、この頃には出征していたと思われる。
S181943?? 獄門島ニューギニア。最初の２年間は大陸。それ以降は、南の島から島へと。
S2019458/xx 獄門島ニューギニア、ウエワクにて終戦を迎える。
S211946?? 黒猫亭事件復員。「去年復員した」(1947談）
S2119469/初 百日紅の下にて東京市ヶ谷八幡付近の佐伯邸を訪ねる。獄門島へ向かう途中とのこと。
S211946?? 獄門島獄門島へ向かう前に、岡山の久保銀蔵のところへ立ち寄る。
S2119469/20? 獄門島船で獄門島へ向かう。本鬼頭訪問。千光寺に逗留はじめる。９月下旬とあるが、10/5の事件が島へ来てから２週間ほどとのことなので、9/20前後と推察。
S21194610/5 獄門島夜半、鬼頭花子、殺される。
S21194610/6 獄門島耕助、留置所に一泊。その間、夜、鬼頭雪子、殺される。
S21194610/7 獄門島磯川警部と再会。終夜、山狩り。夜、鬼頭月代、殺される。
S21194610/8 獄門島調査活動。
S21194610/9 獄門島事件解決。
S211946晩秋35/36? 黒猫亭事件岡山のＹさんを尋ね三日間逗留。獄門島事件について語る。「岡山県吉備郡岡田村字桜」（病院坂の首縊りの家（上））
S21194611?/??34? 車井戸はなぜ軋る10/15より12/末日の間と推定。獄門島の帰りに岡山県？Ｋ村に立ち寄り、事件を再調査、本位田慎吉氏に会う。
S21?1946???xx 黒猫亭事件「瀬戸内海のほう」からの帰りの汽車で風間俊六に会う。風間の二号宅へ寄寓を始める。
S21194612/??xx 暗闇の中の猫東銀座キャバレー・ランタンの前へ常駐。事件がおきるまで続く。
S22194703/下旬xx 暗闇の中の猫東銀座キャバレー・ランタン。事件解決。「東京で戦後最初に手がけた事件」
S22194703/20xx 黒猫亭事件東京Ｇ町にて巡査が死体発見。
S22194703/26xx 黒猫亭事件東京大森の割烹旅館「松月」に滞在。風間俊六より事件を知らされる。
S22194703/28xx 黒猫亭事件事件関係者付近に出没。
S22194703/29xx 黒猫亭事件夕刻、所轄署捜査本部へ現る。警視庁某氏の名刺（紹介状）持参。同夜、事件解決。
S22194703/30xx 黒猫亭事件東京大森の割烹旅館「松月」にて署長、司法主任、村井刑事、風間に事件について語る。
S221947春xx 黒猫亭事件Ｙさんへ黒猫亭に関する手紙を出す。
S22?1947?4/?xx 殺人鬼東京、吉祥寺の成蹊近辺で八代竜介に会う。時期は明示されていないが、活動録の発表がS22/12なのでこれから推定。4/12から数日後のはず。
S22?1947?4/20xx 殺人鬼東京、吉祥寺の成蹊近辺に出没。
S22?1947?4/21xx 殺人鬼東京、神田の病院へ八代竜介を見舞う。
S22?1947?4/21〜4/26?xx 殺人鬼東京、神田の病院へ八代竜介を見舞う。「毎日のように見舞った」。少なくとも４、５日間。「退院許可の出る二日前」まで、見舞っている。
S22?194709?/??xx 蝙蝠と蛞蝓湯浅順平のいるアパートの隣の部屋に入居。湯浅は当時二十六歳で、戦前からこのアパートにいる。「お繁がその家に入って三年になるが…」「戦争中は景気がよかった」「敗戦と同時に…」などから、早ければ昭和二十年、遅くとも昭和二十三年。二十三年は可能性が低い。「農地改革」（1947年ごろから実施）「新憲法」（昭和二十二年五月施行）の後なので、昭和二十二年か。 「秋風が身にしみる」から、秋?
S22?194709?/??xx 蝙蝠と蛞蝓取調室。湯浅と面談。半月ほどたって。＋数日＋四、五日。
S22194709/28xx 悪魔が来たりて笛を吹く「松月」に椿美禰子、来訪。このころの耕助は松月に居候していた。
S22194709/29xx 悪魔が来たりて笛を吹く椿邸訪問。帰宅。
S22194709/30xx 悪魔が来たりて笛を吹く未明、事件発生椿邸訪問
S22194710/01xx 悪魔が来たりて笛を吹く「松月」に椿美禰子、来訪。
S22194710/02xx 悪魔が来たりて笛を吹く関西行きの夜行列車に乗る。
S22194710/03xx 悪魔が来たりて笛を吹く須磨の旅館、三春園に着く。宿泊。
S22194710/04xx 悪魔が来たりて笛を吹く旧玉虫低を訪れる。以降宿泊。
S22194710/05xx 悪魔が来たりて笛を吹く海路淡路へ。釜口村妙海尼を訪ねるもすでに死亡。三春園へ戻り、夜行にて東京へ帰る。
S22194710/06xx 悪魔が来たりて笛を吹く東京駅から椿低へ直行。
S22194710/07xx 悪魔が来たりて笛を吹く「松月」にて報告書等読む。
S22194710/08xx 悪魔が来たりて笛を吹く椿低にて美禰子と面談。
S22194710/10xx 悪魔が来たりて笛を吹く芝増上寺、殺害現場へ。その後、椿邸訪問。急遽、鎌倉の椿家別荘へ。
S22194710/11xx 悪魔が来たりて笛を吹く鎌倉より椿邸へ引き上げる。事件解決。
S22194710/??xx 悪魔が来たりて笛を吹く「数日後」椿邸にて犯人の遺書を読む。
S22194711/中xx 黒欄姫京橋裏の「金田一耕助探偵事務所」に糟谷六助氏来訪、依頼を受ける。（銀座の）エビス屋百貨店の現場を訪れ、事件解決。事務所は「三角ビル最上階＝５階」。事件の翌日。時期は明らかでないが、関係者の履歴書から、s22頃。また、活動録の発表がs23/01なので、それ以前。
S22194711/？xx 黒欄姫「金田一耕助探偵事務所」に新野珠樹嬢来訪。耕助事件について説明。
S23194802/06xx 夜歩く岡山県鬼首村、古神家へ。同家に逗留。夜、事件。年が記述されていない。
S23194802/07xx 夜歩く事件調査。
S23194802/08xx 夜歩く磯川警部と再会。
S23194802/09xx 夜歩く事件解決。
S23194806/27xx 八つ墓村岡山県八つ墓村にて、辰也に会う。鬼首村の事件の後、立ち寄り滞在中。
S231948夏xx 死仮面1948年夏から秋の初めにかけて、岡山県八つ墓村に滞在。
S23194808/末？xx 八つ墓村事件解決後の会合。
S23194809/中xx 死仮面八つ墓村の帰りに岡山県刑事課を訪問。磯川警部より事件の話を聞く。磯川警部の話に９月中とあるので、おそらく、それ以降の日付。
S23194810/中xx 死仮面「銀座裏の三角ビル最上階の探偵事務所」で訪問した上野里枝と面談。耕助はこの頃には銀座に事務所を構えていたことになる。
S23194811/?xx 死仮面小田急沿線砧村川島女学園を訪れる。
S23194811/?xx 死仮面翌日、正午頃、川島女学園を再び訪れる。夜中に火事。
S23194811/?xx 死仮面翌日も川島女学園。前日から詰めていたらしい。夜遅く、事件解決。
S23194808/末？xx 女怪東京のＹ氏宅
S23194808/末？xx 女怪銀座裏虹子の店。
S23194808/末？xx 女怪Ｎにつくまで、一、二度場所を代えている。
S23194809/初xx 女怪伊豆の鄙びた温泉場Ｎ。Ｙ氏と「昭和二十Ｘ年の夏、一週間ほど滞在」。「復員してきた金田一耕助は、一時、銀座裏の怪しげなビルディングの最上階の一室に事務所…結局、三ヶ月ばかりで閉じてしまった」とあり、今は、大森の割烹旅館の離れに居候。この年、『夜歩く』『八つ墓村』を解決とあるので、昭和二十三年。しかし、『死仮面』との日程の関係が微妙。とりあえず、ここにおいてみる
S23194809/初xx 女怪温泉場Ｎ。墓地へ散歩。滞在四日目
S23194810/初xx 女怪温泉場ＮからＹ氏へ手紙を出す。一旦引き上げた後のこと
S23194810/中?xx 女怪Ｙ氏宅訪問。銀座某百貨店７Ｆで画家の個展を見る。一週間後
S23194811?/??xx 女怪北海道からＹ氏へ手紙を出す。しばらくたって、さらに、一月あまりのち。
S24?1949?09/中?xx 人面瘡岡山県。「鳥取との県境に近い」薬師の湯。福田松代の自殺未遂に遭遇。由紀子の死体発見。本日より宿泊。年代、日付とも明記されていない。本日は「仲秋の名月」なのでおそらく９月中旬。行動録の発表はS24/12。「東京の俗塵を避け岡山へ…磯川警部担当の…三週間で解決…犯人は自殺」から、この事件は「八つ墓村」ではない。従ってS22かS24。お柳さんが中風で倒れたのが昭和２２年秋。去年の秋、貞二が復員とあるので、おそらく、今年はS24であろうと推定。
S24?1949?09/中?xx 人面瘡薬師の湯。福田松代から事情を聞く。
S24?1949?09/中?xx 人面瘡薬師の湯。事件解決。お柳さん、死亡由紀子の葬儀の後、三日目ぐらい？
S24?1949?09/末?xx 人面瘡薬師の湯を発つ。お柳さんの初七日を済ませてから。。
S24?1949?10/上旬xx 人面瘡貞二からの手紙を受け取る。薬師の湯を発ってから一週間後。「烏」の事件が11月にあるのだから、耕助はよほど岡山が好きなことになる。
S24194911/04xx 鴉岡山県の湯治場にある宿「蓮池家」を訪れる。以降同家宿泊。S21四月に珠生・貞之助が結婚。同年11/07に貞之助失踪。それから３年後のこと。
S24194911/05xx 鴉蓮池家。湯治。
S24194911/06xx 鴉蓮池家。神殿見学など。
S24194911/07xx 鴉蓮池家。事件発生。解決する。
S24194911/08xx 鴉岡山へ帰る。
S25195010/18xx 迷路荘の惨劇14:35、東海道線富士駅着。馬車にて明琅荘へ。夕刻、事件発生。夜、抜け穴探索。
S25195010/19xx 迷路荘の惨劇9:15、富士駅発の鈍行に乗るも、明琅荘へ呼び戻される。午後、抜け穴探索。
S25195010/20xx 迷路荘の惨劇未明、岩屋探索。午後、事件落着。当夜8時、会議。耕助、事件について語る。
S25195011/28xx 迷路荘の惨劇明琅荘へ「緒方静馬殉難碑」除幕式に出席。耕助、事件について語る。
S26195105/07?xx 女王蜂丸ビル４階加納法律事務所を訪ねる。月琴島を訪れる２週間前。
S26195105/17xx 女王蜂伊豆修善寺松籟荘（ホテル)。宿泊。当日、東京を立った。
S26195105/18xx 女王蜂松籟荘。多門連太郎に会う。宿泊。
S26195105/19xx 女王蜂松籟荘。九十九龍馬に会う。宿泊。
S26195105/20xx 女王蜂月琴島へ向かう。月琴島の九十九邸へ宿泊。
S26195105/21xx 女王蜂月琴島。大道寺旧邸に大道寺智子を訪ねる。月琴島は伊豆下田より南方へ海上七里。地図にも載っていない小島とのこと。
S26195105/22xx 女王蜂月琴島を出て下田へ、さらに修善寺の松籟荘へ。宿泊。
S26195105/23xx 女王蜂松籟荘。事件発生。宿泊。
S26195105/24xx 女王蜂松籟荘。事件。死体発見。
S26195105/27xx 女王蜂帰京。大道寺智子を経堂の大道寺邸へ送り届ける。
S26195105/28xx 女王蜂加納法律事務所を訪れる。加納弁護士と面談。その後、有楽町新日報社に社会部記者の宇津木慎介を訪ねる。
S26195105/30xx 女王蜂新日報社を訪ね、依頼品を受け取る。経堂の大道寺邸を訪れる。大道寺一家と面談。松月へ帰宅途中に襲われる。ここでは、耕助は松月に居候していることになっている。また、舞い戻ったのか？
S26195105/31xx 女王蜂松月。風間俊六の二号の節子の手当てを受ける。神尾秀子が見舞いにくる。
S26195106/06xx 女王蜂歌舞伎座。大道寺一家に同行して見物。事件発生。
S26195106/08?xx 女王蜂渋谷松濤の衣笠邸。衣笠智仁と面談。青梅の九十九道場へ。九十九氏殺害。歌舞伎座の事件より三日目。
S26195106/09?xx 女王蜂経堂の大道寺邸。大道寺智子を訪ねる。青梅の事件の翌日。
S26195106/中xx 女王蜂修善寺で一服、下田へ向かいさらに月琴島へ。大道寺旧邸着。事件発生。智子が月琴島を出てから２０日あまりとある。06/12以降と思われる。
S26195106/中？xx 女王蜂月琴島、大道寺旧邸。大道寺智子と語る。月琴島の事件から二三日後。
S26195106/下旬？xx 女王蜂月琴島、大道寺旧邸。初七日を手伝う。
S26195106/下旬xx 女王蜂加納法律事務所。加納弁護士と面談。月琴島の事件から一週間あまり後。
S26?1951?10/18xx 犬神家の一族信州那須湖畔、那須ホテル。若林氏の手紙出の依頼による。以降滞在。活動録では昭和２Ｘ年となっている。珠代の生年が大正１３年（1924）、02/18の時点で２６歳。これから推測すると1950年前後。（数え年とすれば、1949年。ただ、1949年は「鴉」の事件があり、1950年には「迷路荘」の事件とぶつかる。そこで、）仮に1951年としておく。
S26?1951?10/19xx 犬神家の一族那須ホテル。同ホテルにて、古舘弁護士に面会。
S26?1951?11/01xx 犬神家の一族那須ホテルにて、古舘弁護士に面会。犬神家を訪れ、遺言状開封に立会う。那須ホテルに戻り、古舘弁護士と談笑。その後も「あるとき」古館弁護士と話をしている。
S26?1951?11/15xx 犬神家の一族那須ホテル。古舘弁護士が訪れる。那須神社へ同行。
S26?1951?11/16xx 犬神家の一族那須ホテル。古舘弁護士から電話。事件発生。犬神家を訪れる。捜査に参加。通夜に出席後、ホテルに帰る。
S26?1951?11/17xx 犬神家の一族那須ホテル。犬神家を訪れる。
S26?1951?11/26xx 犬神家の一族那須ホテル。犬神家を訪れる。湖畔の豊畑村旧犬神本邸へモーターボートで移動。犬神邸に戻る。
S26?1951?12/13xx 犬神家の一族那須ホテル。橘署長から電話。犬神家にを訪れる。
S26?1951?12/14xx 犬神家の一族那須ホテル。橘署長から電話。雪ヶ峰へ向かう。スキーにて捜索に加わる。
S26?1951?12/15xx 犬神家の一族那須ホテル。早朝、上諏訪駅にて調査。その後、犬神家を訪れる。事件解決。
S27?1952?07/15xx 不死蝶信州の射水、矢部邸を依頼により訪問。宿泊。年代の記述がない。信州の事件（犬神家の事件）のあとらしい。活動録はS28/06から書かれているので、このあたりか。仮にS27としておく。（事件解決から幽霊座の事件まで日が無いのだが…）
S27?1952?07/16xx 不死蝶玉造家別館での鮎川マリの答礼パーティに出席。洞窟探検。事件発生
S27?1952?07/20？xx 不死蝶矢部邸。事件の調査の依頼を受ける。矢部家の人々から聞き取り。葬儀は一昨日。
S27?1952?07/21？xx 不死蝶教会へニコラ新婦を訪ねる。はや五日たった。
S27?1952?07/22？xx 不死蝶射水の警察署を訪問。署長と面談。その後、玉造別館へマリを訪ね面談。六日目。
S27?1952?07/23？xx 不死蝶洞窟狩り同行。事件発生。七日目。
S27?1952?07/24？xx 不死蝶署長と面談。経過日数がわからないが翌日か、翌々日であろう。
S27?1952?07/25？xx 不死蝶ニコラ神父を訪ねる。玉造別館で鮎川マリに会う。警察を訪れ、鑑定依頼。鮎川マリへ手紙を書く
S27?1952?07/27？xx 不死蝶矢部邸。鮎川マリの手紙を受け取る。ニコラ神父を訪ねる。玉造別館で鮎川マリに会う。警察を訪れ、鑑定依頼。鮎川マリへ手紙を書く
S27?1952?07/28？xx 不死蝶洞窟。事件解決
S27?1952?09/？xx 不死蝶帝国ホテルへ鮎川マリを訪ね、事件について語る。
S27195207/28?xx 幽霊座日本橋某百貨店で浮世絵展を見る。紫紅に会う。浜松河岸の料理屋の二課にて紫紅と会食。観劇の四、五日前。
S27195208/02xx 幽霊座稲妻座で観劇。幕間に紫紅の楽屋を訪れ、その後、客席に戻る。事件発生。稲妻座で夜を過ごす。
S27195208/03xx 幽霊座稲妻座。事件解決。
S27?1952?09/03xx 生ける死仮面警視庁捜査一課に等々力警部を訪ねる。井の頭公園の松本訓導受難碑から少し下流の玉川上水の橋で首が見つかり、現場へ同行。そこから、吉祥寺と三鷹の間にある緒方欣五郎宅を訪ねる。昭和二十Ｘ年。活動録は1953/08に出版。S27以前ということになる。ここではS27と推定。
S27?1952?09/15xx 生ける死仮面杉並区Ｈ山の古川小六アトリエ捜索に立会い。事件解決
S27195211/6xx 睡れる花嫁東京Ｓ警察署管内Ｓ町Ｓ学園近辺の旧樋口邸アトリエの事件現場。
S27195211/20xx 睡れる花嫁夜遅く、中野署。立会い。
S2819531/10xx 睡れる花嫁捜査一課第五取調室。等々力警部に事件について語る。
S28?1953?03/24xx 幽霊男「伊豆半島南部Ｓ温泉地「百花園」（高級旅館）に午後２時過ぎ？着。おそらく宿泊。年代が明記されていないが、活動録はS29/01から連載されている。S28以前なので、とりあえず、S28と推定。事件の発端は01/22。
S28?1953?03/25xx 幽霊男「百花園」。事件発生。終日捜査。
S28?1953?04/25xx 幽霊男警視庁捜査一課第五取調室。河野篠と会う。隅田川沿今戸河岸の洋館を訪れる。
S28?1953?05/03xx 幽霊男正午過ぎ、銀座数寄屋橋にて「幽霊男」の放送を聞く。三角ビル三階のヤマト宣伝会社を訪れる。
S28?1953?05/17？xx 幽霊男浅草麗人劇場。火事騒ぎに遭遇。耕助は「近頃、毎晩のように麗人劇場へやってくる」のでこれに先立つ数日は麗人劇場に来ていることになる。「鮎子がストリッパーになってから２週間以上」とあるが、05/03の時点では鮎子はストリッパーになっていなかった。
S28?1953?05/22？xx 幽霊男浅草麗人劇場。事件に遭遇。「三日たち、五日と過ぎていった」ので、火事騒ぎより五日以上後。
S28?1953?05/??xx 幽霊男警察？にて建部健三に面会。麗人劇場の事件で逮捕された建部取調べ中の「ある日」
S28?1953?05/??xx 幽霊男警視庁捜査一課第五取調室。等々力警部と面談。「矢の倉」の洋館へ。事件解決。建部に会った翌日
S28195308/21xx 病院坂の首縊りの家（上）田園調布の法眼家を訪れる。芝の旧法眼邸を検分。高輪署に加納刑事を訪ねる。赤坂ナイトクラブ、Ｋ・Ｋ・Ｋで多門修に会う。
S28195308/23xx 病院坂の首縊りの家（上）成城、Ｙ氏（私）を訪ねる。
S28195308/29xx 病院坂の首縊りの家（上）（松月、）法眼弥生の電話を受ける。このとき、取り次いだのはお清さん。
S28195308/31xx 病院坂の首縊りの家（上）（松月、）書留小包が届く。
S28195309/04xx 病院坂の首縊りの家（上）銀座。日比谷に向かう路上で法眼由香里を目撃。
S28195309/07xx 病院坂の首縊りの家（上）大森の松月の離れ。本條直吉来訪。国電品川駅を降り、タクシーで高輪台町を経由して魚藍坂下で下車。裏坂をとおり旧法眼邸。中に入り探索中に成城の先生と会う。西銀座のひさごという上方料理の二階の個室で成城の先生夫婦と会食。銀座、和光の前で多門修と会う。資生堂近くのパリスに入り、打ち合わせ。新橋に近い四階建ての焼けビルの地下のキャバレー・サンチャゴで、ジャズ演奏を聴く。
S28195309/20xx 病院坂の首縊りの家（上）芝、高輪台町の本條写真館を訪れる。高輪署に顔を出す。旧法眼邸へ同行。徹夜。
S28195309/21xx 病院坂の首縊りの家（上）前夜よりそのまま、旧法眼邸。渋谷署へ移動。五反田の山内敏男のガレージを検分。高輪署で聴取に立会い。
S28195309/25xx 病院坂の首縊りの家（上）田園調布の法眼家に法眼弥生を訪ねる。
S29195404/05xx 壺中美人緑ヶ丘荘。等々力警部とＴＶを見る。
S29195405/26xx 壺中美人緑ヶ丘荘。等々力警部の電話を受ける。ハイヤーで移動。成城駅北口で刑事を拾い、世田谷区成城町井川謙造邸へ。捜査に立会い。第二現場（成城学園西側の道を北へいきついて、左へ曲がった路上）を検分。駅前の蕎麦屋で蕎麦。井川邸へ戻る。
S29195405/27xx 壺中美人成城署。事情聴取に立会い。
S29195405/28xx 壺中美人井川邸。井川氏の葬儀。捜査立会い。夕刻、築地二丁目の北側法律事務所に鈴木弁護士を訪ねる。
S29195405/29xx 壺中美人井川邸。井川マリ子を訪ねる。成城署で捜査会議。おそらく、そのまま成城署で翌日まで。
S29195405/30xx 壺中美人成城署。未明。事件について語る。
S29?1954?05/12xx 堕ちたる天女警視庁第五取調室。おそらく、ここへ来る前、浅草花鳥劇場、I交差点付近の朝日中学校へ寄っている。（Ｋ署へ寄り、）甲州街道を西へ自動車で走る。下高井戸の「火の見櫓とお宮の間を左にきれて三丁ほどいったところにあるアトリエの廃墟を訪れる。自動車で甲州街道を東へ、下谷車坂曙荘（アパート）のリリー木下宅を訪れる。「椿家の事件」が触れられているのでそれより後。「男の方は昭和十七年に三十二、三とすると、現在四十四、五」とあるので、現在は昭和二十九年と推定できる。しかし、日程的に『壺中美人』と重なってしまう。とりあえず、矛盾したままだが、ここにおいておく。松月荘にいることを考えると、この推定の根拠の記述が誤りか？（『壺中美人』ではすでに緑ヶ丘荘へ移っている）。
S29?1954?05/24xx 堕ちたる天女数寄屋橋ぎわにあるＳビル３Ｆ先端漫画家グループ事務所に清水画伯を訪ねる。大森の割烹旅館松月の離れに帰る。
S29?1954?05/26xx 堕ちたる天女稲田登戸の旅館柊屋を訪ねる。付近の山中を捜索。
S29?195405/27xx 堕ちたる天女稲田登戸付近の山中を捜索。
S29?1954?05/28xx 堕ちたる天女稲田登戸付近の山中を捜索。警視庁第五取調室で等々力警部、磯川警部に会う。事件解決。
S29195407/25xx スペードの女王緑ヶ丘荘２Ｆ３号室の事務所兼自宅。午前九時半過ぎ、前田浜子が耕助に電話するも留守。おそらく、この後、耕助帰宅。坂口キク女の訪問を受ける。午後三時半、景品国道を等々力警部と自動車で西行。鎌倉署着。Ｋ・Ｋ病院へ移動。極楽寺の岩永久蔵の別荘を訪問。夜、赤坂表町ナイトクラブＸ・Ｙ・Ｚを訪れる。世田谷区緑ヶ丘町とある。「関西のほうで相当やっかいな事件を片付けてきた…」で「ついけさがた関西のほうから帰ってきたばかり」
S29195407/26xx スペードの女王午前一時ごろ、緑ヶ丘荘へ帰る。十時すぎに起床し、赤坂のＸ・Ｙ・Ｚへ。捜査に立会い。赤坂署取調室で事情聴取立会い。このあと耕助は姿を消し、緑が犯そうにもしばらく帰らない。「小石川の関口台町にある等々力警部の自宅」とある。
S29195408/05xx スペードの女王警視庁の等々力警部に耕助が電話。小田急沿線の喜多見駅前で等々力警部らと落ち合う。一旦別れ、浄徳寺の山門の中で再び警部と合流。同寺墓地にて事件解決。7/26以来、山上八郎を尾行していたとのこと。
S291954夏の終わりxx 蜃気楼島の情熱瀬戸内海沖の小島対岸の宿。久保銀蔵と滞在中。志賀泰蔵来訪。夜十二時前に迎えがあり、船着場へ。ランチで沖の小島へ渡り、志賀泰三邸へ行く。そこで宿泊。『病院坂の首縊りの家』で昭和二十九年と書かれている。
S291954夏の終わりxx 蜃気楼島の情熱志賀泰三邸。ボートで対岸に渡り村松家を訪れる。ランチで沖の小島へ戻る。磯川警部に会う。本土と島を繋ぐ桟道から島を眺める。島へ戻る。翌日。
S29?1954?秋?xx 蜃気楼島の情熱横浜。志賀泰三の渡米を見送る。「志賀泰蔵はそののちまもなく蜃気楼をひきはらって」渡米した。
S30?1955?03/08?xx 毒の矢世田谷区緑が丘町二〇五の三芳欣造宅を訪れる。同じ翠ヶ丘町三〇八の的場奈津子宅の様子を伺ってから、緑ヶ丘警察署にて橘貞之助署長と面談。年代の記述なし。行動録はS31/01に出ている。『黒い翼』との関連で、S31をとりたい気もするが、S30としておく。
S30?1955?03/15xx 毒の矢三芳欣造宅を訪れる。的場邸へ移動。捜査に立会い。事件解決。
S30?1955?03/中?xx 毒の矢三芳欣造宅を訪れる。3/15から数日後。
S30195507/下旬xx 悪魔の手毬歌岡山県県警本部。磯川警部を訪ねる。紹介された市内の宿に宿泊。
S30195507/25?xx 悪魔の手毬歌岡山県鬼首村亀の湯（青池リカ宅）。湯治のため以後宿泊。ここへきて丁度二週間目が08/07から、07/25前後と推察。
S30195507/26?xx 悪魔の手毬歌亀の湯。仁礼嘉平について聞く。共同浴場で多々羅放庵に会う。放庵とはその後も数回浴場で会っている。
S30195508/01?xx 悪魔の手毬歌亀の湯。内風呂で仁礼嘉平に会う。ここへきて八日ごろの晩。
S30195508/07xx 悪魔の手毬歌多々羅放庵宅を訪ねる。宿泊は亀の湯。
S30195508/10xx 悪魔の手毬歌仙人峠を越えて総社へ向かう。途中「おりん」に会う。総社の井筒(旅籠）に宿泊。
S30195508/11xx 悪魔の手毬歌仙人峠を越えて鬼首村へ帰る。その足で。多々羅放庵宅を訪ねる。亀の湯へ戻り、来訪していた磯川警部に放庵の不在を告げる。
S30195508/12xx 悪魔の手毬歌羅放庵宅の捜査に立会い。夕刻、亀の湯で捜査会議。
S30195508/13xx 悪魔の手毬歌人食い沼の捜査に立会い。亀の湯での事情聴取。夜は盆踊り。
S30195508/14xx 悪魔の手毬歌由良泰子の死体発見。現場の滝つぼへ。ハカリ屋ぶどう酒醸造工場を訪れる。亀の湯へ戻り、事情聴取に立会い。仮眠のあと、本田医院へ。夜、由良家の通夜に参列。
S30195508/15xx 悪魔の手毬歌未明、仁礼文子の死体発見。ハカリ屋ぶどう酒醸造工場へ。亀の湯へ戻り、事情聴取に立会い。由良家の葬儀に参列。放庵宅に立ち寄る。仁礼家の通夜に参列。惣社の井筒へ自転車で向かい、おいとと面談。バスで神戸へ向かう。
S30195508/16xx 悪魔の手毬歌青池里子文子の死体発見。夕刻、耕助、神戸から帰り、駐在所で磯川警部に会う。夜、「ゆかり御殿｣を張り込み。放火あり。犯人追跡。
S30195508/17xx 悪魔の手毬歌「ゆかり御殿」焼け跡に立つ。本田医院で仮眠。事件解決。夜、関係者に事件について語る。
S30?1955?秋？xx 華やかな野獣横浜本牧の臨海荘へ。高杉奈々子の依頼。翌未明、事件。解決。時期が明らかでないが、S29秋以降で、活動録の発表がS31/12。おそらく、S30、S31のいずれかと思われる。登場人物がセーターを着ているので、夏ではない？
S30195510/03xx 三つ首塔日比谷の国際ホテル。上杉誠也の還暦祝いの会場。事件発生。
S30195510/13?xx 三つ首塔麻布の上杉邸。宮本音禰の尋問に立ち会う。還暦祝いより１０日間音禰は臥せっていたとのことなので、この頃。
S30195510/28xx 三つ首塔黒川法律事務所。遺言状の公開に立ち会う。
S30195511/03xx 三つ首塔麻布の上杉邸。宮本音禰の尋問に立ち会う。
S30195511/07?xx 三つ首塔麻布の上杉邸。宮本音禰の尋問に立ち会う。11/03から５日目とのこと。
S30195512/22xx 扉の影の女緑ヶ丘町緑ヶ丘荘二階三号室金田一耕助のフラットに夏目佳代子が訪問。耕助、午後に警視庁第五取調室で等々力警部と面談。銀座西二丁目の引船稲荷へ警部を案内。築地署へ移動。この頃には緑ヶ丘に事務所を構えていたことになる。
S30195512/23xx 扉の影の女緑ヶ丘荘を金門剛が訪問。同夜、耕助、築地署へ。等々力警部と銀座へ出て喫茶店でコーヒー。緑ヶ丘荘へ帰る。
S30195512/24xx 扉の影の女緑ヶ丘荘を多門修が訪問。耕助、茅場町のＸＹジムへ白井銀哉を訪ねる。白井とレストランで面談。築地署へ。事件解決。夜、渋谷の料亭で夏目加代子と会う。事件について語る。
S30195512/28xx 扉の影の女青山の中華飯店で等々力警部と会食。
S3119562/中xx 三つ首塔播州（兵庫県）黄昏村、三つ首塔。事件解決。数日滞在。宿は三つ首塔から半里ばかり離れた「鷺の湯」。播州平野のはずれにある。山陽線、姫路から津山へ抜ける支線からも遠く離れ、どの駅からも自動車で１時間以上かかる山奥の部落にあるとのこと。
S31?1956??xx 三つ首塔熱海の高頭邸。高頭俊作と音禰に事件について語る。時期不明。俊作と音禰が結婚したのちのこと。熱海の高頭邸は新築したわけではないようなので、年内か。
S31?1956?03?/??xx 黒い翼緑ヶ丘の原緋紗子邸を訪れる。年代、日付の記述なし。行動録の出版はS31/02。『毒の矢』以降のこと。藤田蓉子の子供が「昭和二十年の生まれとして、生きていれば数えで今年は１２歳」とあるので、今年は昭和３１年と考えられる。ただ、この文章が一年前の事件を述べているので今年は実際は去年のことかもしれない（この場合は昭和３２年）。この推定は、行動録の出版と矛盾するのだが…。本日の日付は、「四月五日といえばまだ間があるから」と書かれているので三月頃か。
S31?1956?04/05xx 黒い翼原緋紗子邸。黒い翼のお葬いを見学。引きつき行われた前田蓉子の一周忌の会合に参加。事件解決。「金田一耕助を除いてはみな緑ヶ丘の住人」とある。耕助の事務所は緑ヶ丘町ではないのか？ここでいう緑が丘町は緑が丘町にある緑ヶ丘住宅街で、耕助の事務所は緑ヶ丘荘と無理矢理解釈もできるのだが。
S31？1956？08/01?xx 鏡が浦の殺人東京近郊の海水浴場、鏡が浦の望海楼ホテルに滞在開始。年代が書かれていない。活動録はS32/08に発表とのこと。行事があることなどから８月と推定。月の頭から滞在とのこと。仮にS31とする。
S31？1956？08/19?xx 鏡が浦の殺人鏡が浦の望海楼ホテル。事件の発端の会話を聞く。等々力警部合流。土曜日。
S31？1956？08/20?xx 鏡が浦の殺人鏡が浦の望海楼ホテル。ネプチューン祭の審査員を引き受ける。同日、ネプチューン祭。審査員を務めるも、事件発生。月の頭から滞在して２０日になるとのこと。日曜日。
S31？1956？08/22?xx 鏡が浦の殺人鏡が浦の望海楼ホテル。古垣教授、東京から来て、検視。耕助、面談。月曜日。
S31？1956？08/24?xx 鏡が浦の殺人鏡が浦の望海楼ホテル。事件発生。
S31？1956？08/25?xx 鏡が浦の殺人鏡が浦の望海楼ホテル。被害者の遺体発見。同夜、事件解決。
S31？1956？08/末?xx 鏡が浦の殺人鏡が浦の望海楼ホテル。江川教授の追悼会。三つの葬儀を出し、耕助、等々力警部も東京へ引き上げるとのこと。等々力警部の都合を考えると、おそらく日曜日で、08/27付近ではないかと推定。
S31？1956？11/24xx トランプ台上の首警視庁第五取調室を訪れる。等々力警部に同行して、現場の、隅田川岸にある聚楽荘を訪れる。聚楽荘の対岸は江東区らしい。昭和三十Ｘ年とあるが、活動録は昭和３２年１月に発表。これからS30とS31のいずれか。ここでは、S31と推定。（S30では忙しすぎ？）
S31？1956？11/25xx トランプ台上の首警視庁を訪れる。等々力警部に同行して、隅田川河口のボート発見現場へ。
S31？1956？11/30xx トランプ台上の首寄食している大森の松月離れで等々力警部の電話を受ける。西銀座ヤマカビル三階、稲川商事事務所を訪れる。ヤマカビルは四階建て。
S31？1956？12/01xx トランプ台上の首耕助が東京駅を立つ。以降12/05まで調査活動。この間の活動は、富山県高岡へ戸籍の調査。（東京の）タカラ・ギャレージ地下室の床を調査。
S31？1956？12/05xx トランプ台上の首警視庁第五取調室。事件解決について語る。
S32?1957?08/16xx 香水心中等々力警部と軽井沢のＭホテルへ。一泊。登場人物の一人の生まれが明治２２年（1889）で年齢が数えで７０才。これから推定するとS33（1958）。残念ながら、日程的に「悪魔の寵児」と重なってしまう。行動録はs33/11に出ている。便宜的に一年ずらしてS32としておく。
S32?1957?08/17xx 香水心中軽井沢の常盤家山荘へ等々力警部と訪問。近所の青野家別荘を調査。一旦ホテルへ戻ってから、常盤家山荘へ赴き、常盤松子に会う。夕刻、軽井沢の警察にて取調べに立会い。事件解決。
S32195708/20xx 支那扇の女警視庁第五取調室に等々力警部を訪ねる。世田谷区成城の現場、浅井照三邸に赴く。
S32195708/22xx 支那扇の女病院の病室で浅井美奈子の事情聴取に立ち会う。午後、成城署取調室で事情聴取に立ち会う。夜、田園調布の八木夏彦邸を訪れる。
S32195708/23xx 支那扇の女成城署捜査会議に出席。
S32195708/24xx 支那扇の女成城署捜査会議に出席。
S32195708/25xx 支那扇の女緑ヶ丘荘で等々力警部の電話を受ける。吉祥寺の辺見東作宅を訪れる。緑ヶ丘荘の耕助の部屋は「応接室兼居間兼書斎」とある。
S32195709/17xx 支那扇の女緑ヶ丘荘で八木夏彦と面談。09/20の三日前。
S32195709/20xx 支那扇の女神宮外苑の絵画館まえで等々力警部と落ち合う。事件解決。
S32195710/上旬?xx 支那扇の女緑ヶ丘荘２Ｆ三号室耕助の自宅。等々力警部と事件について語る。
S33?1958?05/19xx 火の十字架（緑ヶ丘荘の）自宅のアパートにて等々力警部と談笑。受け取った手紙が05/17付けで、一昨日とある。
S33?1958?05/20xx 火の十字架早朝、新宿駅と甲州街道を繋ぐ道路に面している新宿パラダイス座へ。浅草パラダイス座へ移動。捜査に立会い。下谷車坂の若竹荘（アパート）の富士愛子の部屋を訪ね、現場を見る。浅草パラダイス座へ戻り、事情聴取に立会い。年代の記述が無い。行動録の出版がS33/04。大正十四年（1925）六月生まれの滝本貞夫が五月二十日の時点で、三十四歳（角川文庫版）。ただし、春陽文庫版では三十五歳となっている（混乱）。年齢を三十四歳（数え）とすると、S33(1958)。満年齢とすれば、誕生日前なのでS35(1960)となる。記録者が予知能力を持っていたか、あるいは、年齢記述の誤りか。『堕ちたる天女』よりあととのこと。
S33?1958?05/21xx 火の十字架夕刻、病院の星影冴子の病室。冴子の事情聴取に立会い。
S33?1958?05/28xx 火の十字架（緑ヶ丘荘で）等々力警部の電話を受ける。浅草署で会議に出席。事件解明。
S33195805/25xx 薔薇の別荘北鎌倉、吉村鶴子の別荘。
S33195806/29xx 悪魔の寵児夜半、上野鶯谷の望月蝋人形館を調査。
S33195807/24xx 悪魔の寵児風間金吾が緑ヶ丘荘の耕助へ電話をかけたが不在。
S33195807/25xx 悪魔の寵児日比谷公園脇、ブーケ・ダムール会館。カクテル・パーティに出席。事情聴取に立会い。
S33195807/26xx 悪魔の寵児未明、望月蝋人形館内黒田亀吉人形工房を訪ねる。人形館中二階もっ見学。午後、警視庁捜査一課第五取調室で取調べ立会い。
S33195808/15xx 悪魔の寵児（神田の）Ｒ大付属病院。その後芝の風間欣吾邸。
S33195808/16xx 悪魔の寵児上野公園を所轄する警察署の最寄のＹ病院。
S33195809/04xx 悪魔の寵児風間邸。等々力警部他に同行。小田急線（成城の）踏切で、水上三太と落ち合い、成城の北のはずれにあるアトリエで現場検分。成城署へ移動。
S33195809/05xx 悪魔の寵児(08/16と同じ）Ｙ病院。石川宏の事情聴取などに立会い。Ｒ大解剖学教室で前田博士と面談。
S33195809/10xx 悪魔の寵児文京区小日向台町の風間欣吾の友人宅訪問。大日坂付近で狙撃される。
S33195809/10xx 悪魔の寵児文京区小日向台町の風間欣吾の友人宅訪問。大日坂付近で狙撃される。
S33195809/18xx 悪魔の寵児渋谷松濤の湯浅朱美（山本ウメ子）邸。事件解決。
S33195810/下旬xx 悪魔の寵児Ｑホテル。風間欣吾による慰労会に出席。
S33195810/05xx 迷宮の扉三浦半島城ヶ島灯台付近の竜神館。事件発生。同館に宿泊。
S33195810/06xx 迷宮の扉竜神館。取調べに立ち会う。おそらく宿泊。
S33195810/08xx 迷宮の扉房総半島先端洲崎灯台近くの海神館。降矢木五百子を訪ねる。付近の宿に宿泊。同夜、海神館消失。
S33195810/10xx 迷宮の扉竜神館。もぬけの殻であった。（所轄の）警察に山口警部補を訪ねる。海神館消失の翌々日。
S33195810/11xx 迷宮の扉房総半島先端洲崎。海神館の人を訪ねるも行方不明。（おそらく同日内に）警視庁へ等々力警部を訪ねる。帰宅しアパート（緑ヶ丘荘？）で立花勝哉の電話を受ける。警視庁へ赴くまでに日が空いたかもしれない。
S33195810/12xx 迷宮の扉吉祥寺の奥にある双玉荘を訪れる。立花勝哉からの電話の翌日。
S33195810/19?xx 迷宮の扉双玉荘。葬儀参列。10/17に亡くなっているのでこの日ぐらい？。
S33195810/23xx 迷宮の扉双玉荘。遺言状開示に立ち会う。初七日。10/25の二日前。
S33195810/25xx 迷宮の扉（警視庁）等々力警部と会食。緑ヶ丘荘２Fの自宅へ帰る。夜分、双玉荘を訪ねる。夜を過ごす。
S33195810/26xx 迷宮の扉双玉荘。捜査に立会い。
S33195810/27xx 迷宮の扉銀座裏、三光ビル地下の酒場「山猫」。同ビル３Fの「上海興行株式会社」社長室へ移動。上海ジムと会見。車で神田の安全病院へ。酒井圭介の病室を訪れる。その後、同じ神田の高野病院へ行き、待合室、月奈児の病室へ。同夜、双玉荘に詰める。事件解決
S34195908/16xx 仮面舞踏会軽井沢南原の南条氏のバンガローに滞在。軽井沢離れ山てっぺん近くで田代信吉、小宮ユキに会う。後に引き返し二人を発見、下山して、最寄の警察へ届け。南条の別荘へ戻る。帰京。
S35196006/05xx 猫館警視庁捜査一課第五取調室。日暮里の賀川波満子邸。捜査に同行。
S35196006/08xx 猫館警視庁捜査一課第五取調室。事件について語る。
S35196006/22xx 悪魔の百唇譜緑ヶ丘荘の自宅より出発。警視庁捜査一課第五取調室に等々力警部を訪ねる。世田谷区成城町の現場へ。さらに同町のＭ病院。次に同町の李泰順宅捜査に同行。成城署で取り調べに立ち会う。
世田谷区弦巻町の現場へ。世田谷署近くの世田谷病院で遺体検分。銀座裏の画廊サロン・ド・ヴィーナスでの個展を見る。「今度の事件で等々力警部に世話になっている」と先行する事件を示唆。それにしても今日は忙しく動いている。
S35196006/23xx 悪魔の百唇譜成城署捜査本部。捜査会議、事情聴取に立ち会う。
S35196006/24xx 悪魔の百唇譜緑ヶ丘荘。成城署の山川警部補から電話を受ける。成城署へ出向く。世田谷区上馬町二丁目、駒留公園わき、井筒屋雑貨店の園池宅捜査に同行。世田谷署に戻る。事情聴取に立会い。
S35196006/26xx 悪魔の百唇譜成城署捜査本部。会議。夜、（自宅にて）王分詳の訪問を受ける。芝の白金会館六階八号室藤野磯吉宅捜査に同行。
S35196006/26xx 悪魔の百唇譜緑ヶ丘荘。等々力警部来訪。
S35196007/22xx 悪魔の百唇譜（緑ヶ丘荘）等々力警部から電話報告を受ける。
S35196008/12xx 悪魔の百唇譜（緑ヶ丘荘）夜、等々力警部が電話。耕助は、本日朝。旅行に立ったとのこと。
S35196008/12xx 悪魔の百唇譜（緑ヶ丘荘）夜、等々力警部が電話。耕助は、本日朝。旅行に立ったとのこと。
S35196008/12?xx 仮面舞踏会軽井沢南原の南条氏別荘に滞在。08/14の二、三日前から滞在とのこと。
S35196008/14xx 仮面舞踏会軽井沢南原の南条氏別荘で、飛鳥忠熙の電話を受ける。南原口で迎えの自動車に乗る。旧軽井沢の飛鳥別荘へ着、そのまま、矢ガ崎の槇恭吾の山荘へ移動。裏のアトリエで現場を検分。自動車で移動、途中、白樺キャンプのドッグハウスを調べる。中軽井沢の星野温泉の旅館の演芸場（音楽会会場）着。喫茶室へ移動し聴取に立会い。浅間隠の津村真二のバンガローに移動。捜査立会い。桜の沢の笛小路別荘を訪れ、そこから飛鳥別荘へ電話。飛鳥別荘を訪れる。聴取立会い。日曜日。
S35196008/15xx 仮面舞踏会ゴルフ場のクラブハウス。ゴルフ参加。事件勃発後、病院を回り万山荘（飛鳥別荘）へ。聞き取りに立会い。浅間隠の樋口操宅を訪問。付近の捜査に立会い。津村の別荘で捜査。万山荘に戻る。聴取立会い。笛小路の別荘へ移動。
S35196010/11xx 白と黒渋谷のデパートで古書展を見る。緒方順子とともに、日の出団地の彼女の部屋（一八二一号室＝十八号館１Ｆ二十一号室）へ。二十号館の現場を検分。同館屋上も検分。団地西のタンポポ洋裁店の捜査に立会い。日の出団地は、小田急線沿線のＫ台地のはずれから当方に見ることができる。
S35196010/29xx 白と黒緒方順子が午後４時ごろ？と午後７時ごろに緑ヶ丘荘の耕助に電話をかけたが留守だった。
S35196010/30xx 白と黒日の出団地。順子を訪れる？。タンポポで聴取に臨席。団地の太郎池浚渫に立会い。
S35196010/31xx 白と黒緑ヶ丘荘。等々力警部の電話を受ける。赤坂山王町のナイトクラブ「ポン・ヌフ」二階特別室で日疋恭介と会う。日疋と別れ、渋谷、恋文横丁の近くのレストランで食事。そこで毎朝新聞宇津木慎策に電話。タクシーでＳ署へ。取調室で聴取に立会い。
S35196011/01xx 白と黒都内某所で宇津木慎策と会食。日本橋Ｓデパート８Ｆでフランス近代絵画の展覧会を鑑賞。Ｓ署へ移動。取調室で聴取立会い。
S35196011/03xx 白と黒（緑ヶ丘荘。）夜九時宮本タマキの電話を受ける。
S35196011/04xx 白と黒日の出団地。タマキ捜索に加わる。タンポポで会議。団地を少し外れた空き地の中の掘っ立て小屋の中で宇津木慎策と面談。
S35196011/05xx 白と黒日疋恭介を訪問。場所は書かれていないが、会社とすれば、金王町のクレーン製薬会社。
S35196011/06xx 白と黒Ｓ署事情聴取に立会い。
S35196011/07xx 白と黒日の出団地で事件収束。耕助については書かれていない。
S35196011/?xx 白と黒Ｓ・Ｙ先生と会い、事件について語る。
S35196011/25xx 夜の黒豹夜、警視庁第五取調室で等々力警部らと談笑。深夜、芝高輪台町の裏通りにあるホテル竜宮へ行く。
S35196011/26xx 夜の黒豹午前一時ごろ、ホテル竜宮前の屋台おでん当り屋で聞き込み。緑ヶ丘荘へ帰る。夜、高輪署へ。尋問立会い。
S35196011/26xx 夜の黒豹夜、高輪署へ。
S35196012/03xx 夜の黒豹緑ヶ丘荘。等々力警部に電話。すぐに、代々木初台金子医院を訪ねる。代々木署の会議室へ移動。
S35196012/05xx 夜の黒豹代々木初台金子医院を訪ねる。
S35196012/06xx 夜の黒豹渋谷区代々木初台町明月荘。山田三吉の葬儀に出る。
S35196012/23xx 夜の黒豹向島の旅館みやこ鳥荘へ。現場検分。
S35196012/24xx 夜の黒豹向島署取調室へ。事情聴取立会い。警視庁へ移動。五反田駅からあまり遠くないところの三階建てのアパート大東館へ。
S35196012/25xx 夜の黒豹銀座のデパートＭ屋六階喫茶室で中条奈々子と面談。同階の奈々子の個展を見る。毎朝新聞へ宇津木慎策を訪ねる。高輪署での捜査会議に出席。緑ヶ丘荘へ帰る。宇津木慎策、岡戸竜平から電話を受ける。
S35196012/26xx 夜の黒豹丸子多摩川園のすぐそばにある田園調布の岡戸竜平邸を訪ねる。五反田二丁目の裏通りを歩き、五反田三丁目の田村福三宅を訪れる。渋谷区金王町支那料理店「陳」の日本座敷で、尾崎くに子、宇津木慎策と打ち合わせ。「陳」は「他聞をはばかる用談の場合、いつもここを使う」とのこと。
S35196012/27xx 夜の黒豹緑ヶ丘荘。等々力警部と面談。東品川の警視庁品川病院へ。虎の門三星堂病院の岡戸珠美の病室を訪ねる。
S36196101/23xx 夜の黒豹（緑ヶ丘荘）。中条奈々子へニセ電話をかける。
S36196101/24xx 夜の黒豹成城の工科大学の建築現場。事件解決。
S42196706/23xx 悪霊島岡山県倉敷の旅館。磯川警部来訪。磯川警部は、磯川常次郎。「蜃気楼島の事件は昭和二十九年」
S42196706/24xx 悪霊島岡山県、鷲羽山。下津井港で聞き取り。児島警察署下津井駐在所を訪ね、浅井はる宅を検分。
S42196706/29xx 悪霊島東京丸の内のホテルに滞在中の越智竜平を訪ねる。
S42196706/30xx 悪霊島倉敷の宿で磯川警部に会う。
S42196707/01xx 悪霊島刑部島へ渡る。島を散策。刑部神社訪問。錨屋へ。以降宿泊。
S42196707/02xx 悪霊島錨屋。
S42196707/04xx 悪霊島船着場へ磯川警部を迎える。刑部島駐在所へ寄り、刑部神社を訪ねる。（錨屋泊）
S42196707/05xx 悪霊島刑部島駐在所。刑部神社訪問後、船着場で越智竜三を迎える。（錨屋泊）
S42196707/06xx 悪霊島船で島を周遊。途中水蓮洞見学。錨屋に戻る。越智邸を訪れる。刑部神社へ。神社で夜を過ごす。
S42196707/07xx 悪霊島未明、刑部神社。広瀬警部補らが聴取。隠亡谷へ移動。越智邸で仮眠。刑部神社で聴取に立会い。錨屋へ立ち寄る。（以降越智邸に宿泊）
S42196707/08xx 悪霊島刑部神社から墓地への葬列に参加。越智邸。越智竜平と会談。刑部神社で広瀬警部補と会談。翌未明まで。
S42196707/09xx 悪霊島未明、地蔵平の墓地捜索立会い。紅蓮洞捜索。（刑部島駐在所から）錨屋へ。刑部大善と会談。駐在所へ戻る。洞窟捜査に参加。駐在所へ戻る。（越智邸泊）
S42196707/12xx 悪霊島紅蓮洞捜索。（越智邸泊）三日にわたって捜査とある。7/10,11,12か
S42196707/13xx 悪霊島越智竜平と会食。（越智邸泊）
S42196707/14xx 悪霊島島を離れる。
S48197304/01xx 病院坂の首縊りの家（下）緑ヶ丘荘。本條直吉来訪。
S48197304/08xx 病院坂の首縊りの家（下）築地本願寺で、本條徳兵衛の葬儀に出る。銀座八丁目第二風間ビル四階、等々力秘密探偵事務所で等々力元警部と面談。
S48197304/10xx 病院坂の首縊りの家（下）高輪、本條会館。
S48197304/11xx 病院坂の首縊りの家（下）高輪、本條会館。等々力元警部の名前は「等々力大志」。
S48197304/13xx 病院坂の首縊りの家（下）田園調布、法眼邸を訪れる。玉川署へ移動。
S48197304/14xx 病院坂の首縊りの家（下）本條会館の施設、温故知新館捜査に立会い。ak赤坂のナイトクラブＫ・Ｋ・Ｋの支配人室。アングリー・パイレーツの元メンバーらと会う。緑ヶ丘荘に帰る。
S48197304/15xx 病院坂の首縊りの家（下）築地本願寺の本條直吉の葬儀に出る。帰りに、等々力秘密探偵事務所に等々力大志を訪ねる。同夜、赤坂、兵頭房太郎のスタジオ・フサへ踏み込む。等々力大志の息子は栄志。
S48197304/23xx 病院坂の首縊りの家（下）深夜、本條会館屋上。
S48197304/30xx 病院坂の首縊りの家（下）田園調布、法眼邸を訪れる。
S48197306/初めxx 病院坂の首縊りの家（下）耕助失踪判明。
作業中
S??19??05/15xx 魔女の暦浅草紅薔薇座で観劇。昭和二十Ｘ年とある。行動録の出版はS33/08。（初出はS31/05）。日程的に可能性があるのは、S24、S25、S27、(S28)、(S29）。
S??19??05/16xx 魔女の暦紅薔薇座で観劇。
S??19??05/17xx 魔女の暦紅薔薇座で観劇。事件に遭遇。記録に混乱があり、05/15とも書かれている。
S??19??05/20xx 魔女の暦浅草署捜査本部に等々力警部を訪ねる。事件から三日後。
S??19??06/01xx 魔女の暦警視庁捜査一課第五取調室に等々力警部を訪ねる。自動車で深川越中島（付近）でランチ（船）に乗り換え、川下の朝凪橋現場を検分。紅薔薇座で取り調べに立会い。
S??19??06/17xx 魔女の暦緑ヶ丘荘で等々力警部の電話を受ける。紅薔薇座で捜査に立会い。（おそらく同日）駒形、甲野梧郎自宅隣の酒屋。そこの土蔵で捜査立会い。紅薔薇座へ戻る。浅草のＫ病院の一室で事件について語る。
S2x19xx06/上旬？xx 花園の悪魔東京近郊のＳ温泉場の花乃屋旅館。調査。事件のあった４月２３日から一月半後。昭和二十Ｘ年。活動録は1954/01に出版。S29以前のはず。
S2x19xx06/上旬？xx 花園の悪魔京王線新宿駅から乗り、百草園へ。多摩聖跡へ抜ける山の中を散歩。事件について等々力警部に話す。
Sxx19xx03/05xx 蝋美人銀座三星堂百貨店七階大ホール。防犯展覧会を見学。年代は書かれていない。活動録は1956/02に出版。S30以前のはず。
Sxx19xx03/中？xx 蝋美人大森の松月。雄島隆介来訪。耕助は松月に居候。
Sxx19xx03/中？xx 蝋美人警視庁第五取調室に等々力警部を訪ねる。翌日に当たる。
Sxx19xx03/中？xx 蝋美人麻布狸穴の畔柳邸の捜査に立会い。翌日に当たる。
Sxx19xx03/中？xx 蝋美人麻布狸穴の畔柳邸に通う。「せっせと通い続ける」。
Sxx19xx03/末？xx 蝋美人瓜生朝二のアトリエ。警部に同行。事件落着。
Sxx19xx03/末？xx 蝋美人（松月）。雄島隆介来訪。三日後
Sxx19xx10/23xx 首岡山の辺鄙な部落の湯治場「熊の湯」。宿泊年代の記録無し。活動録は1955/05に出版。S29以前のはず。
Sxx19xx10/24xx 首熊の湯。宿泊
Sxx19xx10/25xx 首熊の湯。事件解決。
Sxx19xx10/末？xx 首熊の湯よりさらに奥の鶴温泉。事件について磯川警部に語る。
Sxx19xx05/下旬?xx 廃園の鬼信州那須市湖畔のホテル。ここに二泊。「東京のほうで立て続けに厄介な事件を二つほど片付け…」た後の静養が目的。年代と日時の記述無し。行動録はS30/06に出されている。犬神家の事件より後。S30年以前と思われる。S29は『壺中美人』とぶつかる。
Sxx19xx05/下旬?xx 廃園の鬼信州那須市近くのＴ高原のホテル。とりあえず五泊。
Sxx19xx05/末xx 廃園の鬼信州那須市近くのＴ高原のホテル。朝の散歩で廃墟を見学。ホテルへ戻る。事件を目撃。再び廃墟へ。調査後、ホテルへ戻る。週末とある。
Sxx19xx09?/??xx 女の決闘緑ヶ丘の富裕なアメリカ人バイヤー宅。ロビンソン夫妻のパーティに出席。年代の記録無し。「夏から秋へと移り変わりつつある」ので九月ごろか。耕助は「かつてこの緑ヶ丘で起こった事件を二度解決しており」とあるが、『毒の矢』と『黒い翼』の事件か。行動録は1961/01に出版された。
Sxx19xx12/下旬xx 女の決闘緑ヶ丘のアメリカ人バイヤーのガレージを借りて住んでいるジャック安永を訪ねる。
Sxx19xx12/24xx 女の決闘アメリカ人バイヤー宅。クリスマス・パーティに出席。
Sxx19xx12/26xx 女の決闘緑ヶ丘署。島田警部補と面談。緑ヶ丘病院に河崎泰子の病室を訪ねる。ジャック安永が12/26に旅立った日、あるいはそれより後。ここでは当日とした。
Sxx19xx01/末xx 女の決闘（緑ヶ丘荘）メルボルンのロビンソン氏から航空便の手紙を受け取る。
Sxx19xx10/08xx 湖泥岡山県の一僻村の人口湖上。北上九十郎宅を訪れる。水車小屋へ移動。次に駐在所へ。自動車で岡山へ引き上げ、岡山郊外の磯川警部宅に泊まる。行動録はS28/01に発表。年代は記録されていない。『獄門島』『八つ墓村』に言及しているのでそれより後らしい。
村の位置は、「山陽線のＫから一里あまり奥へ入った山間」。
「大阪まで来たついでに、岡山まで足をのばして、磯川警部を訪問したところ、こっちへ出張していると聞いて、あとを追っかけてきた」。
Sxx19xx10/09xx 湖泥現場の村。駐在所へ。そこから、湖水の西にある山の中のＫへ抜ける間道の新しい現場で検分。駐在所に戻り、事情聴取に立ち会う。自動車で（岡山まで）引き上げる。「警部夫人に大いに迷惑をかけた」磯川警部夫人はこの時点で存命！
Sxx19xx10/10xx 湖泥朝、岡山大学へ行き義眼を借りる。現場の村の駐在所。事情聴取に立ち会う。事件解決。
Sxx19xx夏?（日）xx 貸しボート十三号警視庁捜査一課第五取調室。隅田川の川口、浜離宮公園の沖へ等々力警部とランチで移動。その後、築地署へ。行動録の出版は、S32/08。「九月の大会に向けて…」、部員の服装はアロハ、アンダーシャツ。また、学校へ行っている様子が無いので、八月の夏休みの時期ではないか。
Sxx19xx（月）xx 貸しボート十三号朝、築地署。Ｘ大学ボート部のボートハウスへ移動。ボートハウスは埼玉県戸田の戸田橋付近にある。戸田のはずれのボート部の合宿所を訪れる。再びボートハウスへ移動。その後合宿所へ引き返す。
Sxx19xx（土）xx 貸しボート十三号麻布広尾の神門貫太郎邸。事件解決。
Sxx19xx11/07xx 霧の中の女警視庁捜査一課第五取調室に等々力警部を訪ねる。自動車で吾妻橋を渡り向島へ入ってみよし野荘（旅館）へ。捜査立会い。土曜日。年代の記録は無い。
Sxx19xx11/??xx 霧の中の女警視庁捜査一課第五取調室聴取立会い。日付不明。
Sxx19xx12/10xx 霧の中の女日比谷公園。事件解決。後日緑ヶ丘荘でＹ氏に事件について語る。
Sxx19xx03/20?xx 洞の中の女経堂赤堤を所轄する警察署。取調べに立会い。経堂赤堤の根岸昌二宅。再び所轄所へ。年代の記述なし。「根岸喜美子は昭和二十五、六年ごろバーで働いて後、結婚、当座は生活にも困ったが」、「根岸はここ二、三年売り出して」から考えると、S27以降になる。
Sxx19xx03/25xx 洞の中の女吉祥寺のおく、練馬に近いところの高井啓三宅。。事件発生から５日とある。後日Ｙ氏に事件について語る。
Sxx19xx05/02xx 鏡の中の女銀座のカフェ「アリバイ」で増本克子と会う。
Sxx19xx05/16xx 鏡の中の女警視庁捜査一課第五取調室で等々力警部と面談。三鷹駅へ移動。検分に立会い。
Sxx19xx05/18xx 鏡の中の女三鷹署。増本克子を連れて現れる。後日Ｙ氏に事件について語る。
Sxx19xx??/?? 夏xx 傘の中の女望海楼ホテルに一月ほど滞在。耕助の部屋は「二階の北側にめんした洋風のふた間で、夏場としてはいちばん上等の部屋である」。この望海楼が「鏡が浦」の望海楼と同じであれば、待遇が良いのも納得できるが…
Sxx19xx（土）xx 傘の中の女望海楼ホテル。海岸で等々力警部を迎える。事件に遭遇。夜、ホテルで捜査関係者と面談。
Sxx19xx（日）xx 傘の中の女望海楼ホテル。砂浜で甲羅干し。夕刻、（ホテルで）捜査関係者と面談。食堂で食事、坂口警部補が再訪。耕助の部屋へ移動し事件について討議。後日緑ヶ丘荘でＹ氏に事件について語る。
Sxx19xx05/25xx 瞳の中の女緑ヶ丘荘。斎田愛子が訪れる。
Sxx19xx05/28xx 瞳の中の女緑ヶ丘荘。等々力警部来訪。吉祥寺駅北口。十一小路にある沢田潔人邸そばの雑木林。灰田太三の廃アトリエへ。それから、近くの林。後日Ｙ氏に事件について語る。
Sxx19xx??/??xx 檻の中の女警視庁。水上署のランチで江東方面で捕り物に同行。駒形橋付近で事件に遭遇。駒形堂病院で医者の話を聞く。最後の結末が秋とすると、夏、八月ごろではないだろうか。問題の女も長襦袢一枚とあるので、寒ければ、死んでいるだろうし…
Sxx19xx??/??xx 檻の中の女緑ヶ丘町の緑ヶ丘荘。等々力警部の電話を受ける。今戸河岸の緒方静子宅を訪れる。事件発見。ランチの件の翌日。
耕助は「ちかごろ緑ヶ丘町へ転居して、緑ヶ丘荘というかなり高級のアパートに住んでいる」」
Sxx19xx??/??xx 檻の中の女警視庁第五取調室。等々力警部に「大山…」をつぶやく。緒方宅の事件の翌日。
Sxx19xx??/??xx 檻の中の女警視庁第五取調室。等々力警部と面談。緒方宅の事件から三日後ぐらい？。
Sxx19xx??/??xx 檻の中の女警視庁第五取調室。等々力警部と面談。緒方宅の事件から二十日目。
Sxx19xx??/??xx 檻の中の女勝鬨橋付近。鉄の箱の引き上げに立ち会う。緒方宅の事件から三十八日目。
Sxx19xx??/??xx 檻の中の女奥多摩山中。警官隊とともに犯人を追う。日付不明。「奥多摩の山々のこずえが、ようやく色づき始めたころ」とあるので、初秋か？
後日Ｙ氏に事件について語る。
Sxx19xx07/28xx 夢の中の女（緑ヶ丘荘？）等々力警部の電話を受ける。警視庁第五取調室へいく。代々木上原、本多田鶴子邸跡で検分。日曜日。
Sxx19xx07/29xx 夢の中の女丸の内の太陽光学本社に猪場栄を訪ねる。本多田鶴子邸跡へ。検分。目白椎名町の本多美禰子のアパート、
Sxx19xx03/01?xx 泥の中の女警視庁捜査一課第五取調室で等々力警部と話す。桜上水の下高井戸付近へ赴く。事件は02/23。それから七日。
Sxx19xx03/04?xx 泥の中の女朝、桜上水の下高井戸付近へ。警視庁捜査一課第五取調室。事件について相談。三鷹署。下高井戸の件から三日。
Sxx19xx03/05?xx 泥の中の女夜、西荻窪。後日緑ヶ丘荘でＹ氏に事件について語る。
Sxx19xx03/18xx 棺の中の女警視庁捜査一課第五取調室。取調べに立ち会う。
Sxx19xx03/25xx 棺の中の女西荻窪駅。西荻窪の古垣敏雄邸へ。後日Ｙ氏に事件について語る。
Sxx19xx04/06xx 鞄の中の女緑ヶ丘荘。女性の電話を受ける。阿佐ヶ谷の片桐梧郎邸を訪れる。
Sxx19xx04/12xx 鞄の中の女緑ヶ丘荘。（等々力警部の）電話を受ける。駒形にある昭和アパートの緒方由紀子の部屋へ赴く。
Sxx19xx05/05xx 鞄の中の女緑ヶ丘荘。等々力警部へ電話をかける。警視庁捜査一課第五取調室。事件について語る。後日Ｙ氏に事件について語る。
Sxx19xx07/末xx 赤の中の女Ｈ海岸のＨ海岸ホテル滞在中。先月末から滞在とある。
Sxx19xx08/05xx 赤の中の女Ｈ海岸のＨ海岸ホテルのテラス。等々力警部を迎える。等々力警部は週末、
Sxx19xx08/06xx 赤の中の女Ｈ海岸ホテル。聴取に臨席。海岸はずれの洞窟調査。ホテルへ戻る。後日Ｙ氏に事件について語る。
Sxx19xx01/中?xx 七つの仮面伊藤慎策が5F住むアパートで事件に遭遇。「秋の展覧会がすんでから…三月」「年があらたまって二週間たっても…」から一月半ば？
管理人が宮崎さんで、耕助と気安いところから緑ヶ丘荘でのことと思える。他方、「女学校」という言い方からすると学制が改まる前、つまり、戦後すぐ以前との推測も成り立つ。
Sxx19xx??/??xx 七つの仮面美沙の応接室。美沙の裁判と服役の後のこと。
Sxx19xx08/05xx 雌蛭緑ヶ丘荘。女性の電話を受ける。渋谷区Ｓ町都電停留所近くの電話ボックスにより、同町聚楽荘四Ｆ八号梅本宅を訪れる。先の公衆電話から１１０番。
Sxx19xx08/07xx 雌蛭渋谷署に現れる。銀座で食事。有楽町ガード下で多門六平太に会う。西銀座横丁おくのユリシーズにて飲酒。
Sxx19xx08/09xx 雌蛭緑ヶ丘荘で多門六平太の電話を受ける。
Sxx19xx08/16xx 雌蛭午前一時過ぎ、（緑ヶ丘荘）多門六平太の電話を受ける。渋谷の聚楽荘に近いＨ町の廃墟へ。
Sxx19xx09/27xx 日時計の中の女緑ヶ丘荘。堀晶子来訪。田代啓子来訪。「昭和二十八年におきた事件…あれから七年以上たっている」から少なくとも昭和三十五年以降のこと。また、松並可南子が「戦後高校を出て」、現在３３歳の田代啓子の二年先輩。高校を出てから１７年。卒業を昭和二十年とすると、昭和三十七年前後となる。
Sxx19xx10/01xx 日時計の中の女警視庁捜査一課に等々力警部を訪ねる。成城の田代邸を訪問。
Sxx19xx11/03xx 日時計の中の女渋谷のとある中華料理店で田代裕三、松並可南子と面談。
Sxx19xx夏?xx 猟奇の始末書白浜海岸、三井参吾の別荘、正午まえに着。皆、水着なので、おそらく夏。
Sxx19xx02/19xx 蝙蝠男警視庁第五取調室へ顔を出す。赤坂ナイトクラブ、ローズマリーの楽屋へ同行。緑ヶ丘日月荘２階１２号室のリリー梅本の部屋を訪ねる。
Sxx19xx02/23xx 蝙蝠男緑ヶ丘荘で原田祐吉と原田由紀子が来訪。
Sxx19xx06/中xx 迷路の花嫁新宿西口の屋台。新宿から小田急線に乗る。鶴巻温泉の宿へ宿泊？05/26に事件がおき、それから十五日ぐらいあと？
Sxx19xx06/中xx 迷路の花嫁鶴巻温泉の宿で松原浩三と会見。翌日
Sxx19xx10/??xx 迷路の花嫁銀座レッドフラワーで松原浩三と会見。
Sxx19xx??/??xx 迷路の花嫁松月の離れで植村欣之助と会見。小石川の関口台町で松原浩三の襲撃に遭遇。
Sxx19xx??/??xx 迷路の花嫁天運堂病院の松原の病室。襲撃より四日後。
Sxx19xx12/20xx 悪魔の降誕祭緑ヶ丘荘。小山順子の電話を受ける。等々力警部と外出。夜九時に緑ヶ丘荘へ帰宅。関口たまきは当時、二十八、九。昭和二十一年に満十七歳とある。とすれば、昭和三十二年ごろか。
Sxx19xx12/??xx 悪魔の降誕祭緑ヶ丘荘。島田警部補来訪。捜査状況の説明を受ける。
Sxx19xx12/25xx 悪魔の降誕祭銀座を散策。警視庁捜査一課第五取調室に等々力警部を訪ねる。関口たまき邸へ向けて出発。
Sxx19xx12/26xx 悪魔の降誕祭午前一時、西荻窪、関口たまき邸着。事情聴取立会い。
Sxx19xx01/下旬xx 悪魔の降誕祭関口たまき邸。事件解決。
Sxx19xx02/上旬xx 悪魔の降誕祭緑ヶ丘荘。等々力警部らに事件について語る。「事件解決から一週間以上たち」
Sxx19xx09/??xx 霧の山荘Ｋ高原にあるＰホテルに滞在。五日以上滞在。
Sxx19xx09/中旬xx 霧の山荘Ｐホテル。江馬容子来訪。Ｍ原の「西田照子」別荘訪問。管理人藤原宅へ。西田家別荘へ移動。夜、Ｐホテルにて等々力警部と話す。土曜日。
Sxx19xx09/中旬xx 霧の山荘Ｋ署より電話。西田家別荘で捜査立会い。荻原氏別荘を捜査。西田家別荘へ戻る。聴取立会い。ホテルへ引き上げ、夕刻、西田家別荘に赴く。Ｋ署捜査会議に出席。翌日。
Sxx19xx09/中旬xx 霧の山荘Ｋ高原を引き上げる。翌日。
Sxx19xx??/??xx 霧の山荘岡田警部補来訪。事件解決の礼。翌日。

年代の決定

年代が書かれていない作品が多いので、推定せざるを得ません。

Ｙ先生が耕助から事件を聞き取り、それを若干脚色して行動録として発表している。というのが基本的なスタンスです。直接書かれている年代は、よほどのことが無い限り、正しいとします。ここでは推定に使えそうな手法を考えて見ます。

  1. 行動録の発表時期

    起きていない事件については書けない。ということで、原則は「行動録の出版よりも前に事件が起きている」です。他に手がかりが無い場合は、これに頼るしかありません。しかし、年代が明記してあるにも関わらず、これに当てはまらない場合もありそうです。

    表に掲載する事件が多くなるに従って、この原則は守りにくくなっています。行動録の記述をフェイクと捉えるか、あるいは、パラレルワールド的に見てこの原則を無視するか、いずれにしても嫌な選択肢です。

  2. 登場人物の年齢による推定

    生年が書かれていて、年齢が書かれていれば、ある程度の推定ができます。

    数え年の場合は、生まれたときを１歳とし、以降、元旦に年を取るという数え方ですから、生年＋年齢−１で、その年齢の年代を特定できます。

    満年齢の場合は、誕生日を零歳として誕生日に年齢が上がる方法ですから、生年、年齢がわかっても、誕生日がわからないと正確な推定はできません。本日が誕生日前ならば、生年＋年齢＋1。誕生日以降ならば、生年＋年齢　を年代の特定に用います。

    生年、年齢だけが書かれている場合、満年齢か数え年か判らなければ、年代は特定されず、生年＋年齢±１の三年のいずれかということになります。

  3. 事件の前後関係

    行動録の中で以前の事件について触れられていれば、前後関係を推定できます。

    別の事件の年代、日付等に関して言及してあることもあります。

  4. 日付の当てはめ

    確定している事件と月日がぶつからないように、年代を選んでいきます。

  5. 関係者のつながり

    特に、警察関係者など、複数の事件に登場するので、その発言、階級等から事件の前後関係を推定する方法です。等々力警部や磯川警部以外にも共通した名前は沢山出てくるのですが、ここへ踏み込むと、収拾がつかなくなりそうな気がします。現在のところ、あえて目をつぶっています。

二つの鬼首村

岡山県の鬼首村は二つの事件で登場します。「夜歩く」（S23）と「悪魔の手毬唄」（S30）の二つの事件です。後者のほうで特に依然来たうんぬんの記述がありません。それぞれ、この村のロケーションの設定はどうなっているのでしょうか。

  1. 『夜歩く』

    「古神家の旧支配地、岡山県の山間部落」「姫路から伯備線の新見へぬける」「岡山県の北よりの山岳地帯の麓を縫うて走る」姫新線のＫ駅、そこから三里山奥へ入る。耕助らは村へはＫ駅から牛車で向かいました。

  2. 『悪魔の手毬唄』

    「兵庫県と岡山県の県境…瀬戸内海の海岸線からわずか七里たらずの距離…四方を山に囲まれ」ているところです。旧幕時代は伊藤信濃守の領地で在所は鬼首、つまり、鬼首に伊藤信濃守の屋敷があったことになります。

結論から言うと、二つは別の村。『夜歩く』の鬼首村は岡山県の北部。『悪魔の手毬唄』の鬼首村は岡山県の南東部ということです。

それにしても、同じ鬼首村とは！！耕助も岡山南東部の鬼首村を訪れたときに、岡山北部の同じ名前の村を思い出さなかったのでしょうか。あんたもだ！！→磯川警部。

等々力警部メモ

金田一耕助の相棒の一人、等々力警部に関して気が付いたことをちょっとメモ。

メニューへ戻る
アルゴ算法堂へ戻る