入力ファイルをタブファイルとして扱い、整列して出力する。
ファイル名を複数書くと、それらをすべて結合してから整列する。 ファイル名を省略すると標準入力を扱う。
整列の方法は、-Fオプションで指定する。 省略すると第一フィールドを文字列の昇順として整列する。

整列にはメモリ中の作業領域を使用するが、この大きさは規定値では1MBである。 これは、-Mオプションで指定できる。
作業メモリが足りなくなると、作業用の中間ファイルを作成して整列する。 このファイルはデフォルトでは、システムのテンポラリディレクトリに作成するが、 -Pオプションで中間ファイルを作成するディレクトリを指定できる。 中間ファイルは整列後に自動的に削除される。

-F[整列キー]+

整列の順序を指定する。先頭から順に整列キーとなる。
キーの指定は、以下の方法で行う。

フィールド番号 キータイプ [ - ] ;

numN;	数値として昇順
numN-;	数値として降順
numC;	文字列として昇順
numC-;	文字列として降順
numX;	文字列を辞書順に昇順(現在はサポートしていない）
numX-;	文字列を辞書順に降順(現在はサポートしていない）
numD;	日付として昇順
numD-;	日付として降順

numは1から始まるフィールド番号。
数字の整列では不適な数字表記は、最大値として扱う。
文字列は、文字単位での内部コードの比較の大小。（バイト単位ではない）
日付の比較は不適な表記は、最大値として扱う。
辞書順整列は、現在、サポートしていない。

-M大きさ

メモリー中の作業領域の大きさをMB単位で指定する。

-Ofilename

出力を指定のファイルに切替える。

-P dirname

作業用中間ファイルを作成するディレクトリを指定する。 このオプションを省略すると、 システムのテンポラリディレクトリに作業ファイルを作成する。