BIN2ASC [ filename ]* [ options ]*

@記述、!記述、^記述

バイナリファイルをテキストファイルに変換する。
ファイル名を省略すると、標準入力を扱う。 複数のファイルを指定すると、順に入力して処理する。

データ単位の指定

変換するデータの単位を指定する。

• バイト（BYTE）単位
  １バイト単位で扱う。デフォルト。（-AB）
• ワード（WORD）単位
  １ワード（2 bytes）単位で扱う。（-AW）
  語順は、インテルタイプのみをサポートしている。
• ダブルワード（DWORD）単位
  １ダブルワード(4 bytes)単位で扱う。（-AD）
  語順は、インテルタイプのみをサポートしている。

出力書式

単位データを出力する時の取扱を決める。

• 符号
  デフォルトは符号無し数。-Sを指定すると符号付の扱い。
  符号付の場合は、数字の前に符号を表わす記号が１文字付加される。 付加される記号は、負の数値では、'-'、非負の数値では半角スペースである。
• 基数
  デフォルトは１６進数。-Dを指定すると１０進数で出力。
• ゼロ付加
  通常は最小桁数で出力する。 -Zを指定すると桁の左側を０で埋めた固定桁で出力する。

-A{B|W|D]

出力単位を指定する。

-AB

バイト単位

-AW

ワード単位

-AD

ダブルワード単位

-B[S]値

データが値に一致したときに必要なら行を改める。Sを指定すると空行を挟む。
値のデフォルトは16進数だが、先頭に一文字の記号をつけて10進数、2進数でも表記できる。

&

10進表記

%

2進表記

$

16進表記

-D

１０進出力に切りかえる。デフォルトは１６進である。

-Jstr

データ間の区切り文字列を指定する。デフォルトは半角空白１文字。
区切り文字列は、行内のデータ間に埋めこまれ、 行末に有る最後のデータには付加しない。 行末の処理は-Tオプションで変更できる。

-Ｌnum

出力の１行内に入れるデータの個数を指定する。

-Ofilename

出力を指定のファイルに切替える。

-S

データを符号付数として扱う。デフォルトは符号無数。

-T

データ間の区切り文字列を行内の最後のデータにも付加する。

-Z

データ出力の際に、数値の先頭の方を数字の0で埋めた固定桁形式で出力する。桁数は内部で決めた固定のもの。

成功すれば1を返す。それ以外では0。

Ver 1.01		-Bオプションを追加した
Ver 1.00		初版