BINEQU [filename]* [option]*

@記述、!記述、^記述

コマンドラインで指定したファイルを、-sオプションあるいは-iオプションで指定したファイル比較し、 完全に一致したファイルのファイル名を出力する。

比較対象ファイルはコマンドラインで指定し、比較の基準になるファイルは-Sオプションで指定する。 -Sオプションを繰り返し指定することで比較基準ファイルは複数指定できる。
また、-Iオプションによって、比較基準ファイルを間接的に指定できる。 -Iで指定したファイルの各行に記述されたファイルが比較基準ファイルとなる。
比較基準ファイルを複数指定した場合は、総当り的に検査する。 各比較基準ファイルに対して比較対象ファイルとの比較を順に行う。出力もこの順に従う。

比較対象ファイルの検査を一意に出来る(-U)。
これは、比較対象ファイルが基準ファイルのいずれか一つと一致することを検査する。 実際には、各比較対象ファイルが最初に比較基準ファイルと一致したとき出力する。 従って、比較対象ファイル名は出力に一度しか現れない。 残念ながら、出力は入力順には行われない。 比較基準ファイルの指定が複数ない場合は無意味である。

通常、ファイルが一致した場合は、比較対象ファイル名を出力する。 このとき、出力に比較基準ファイル名を含めることが出来る(-B)。 出力形式は以下の通り。

-B

出力に比較基準ファイル名を含ませる。 出力形式は、
比較基準ファイル名 TAB 比較対象ファイル名

-Ifilename

比較基準ファイル名を格納したファイルを指定する。 ファイル内は行形式。

-Ofilename

出力を指定したファイルに切替える

-Sfilename

比較基準ファイル名を指定する。複数回指定できる

-U

比較対象ファイルの検査を一意にする。 比較基準ファイルのどれかと一致した場合にファイル名を出力する

1. SRC.TXTとDEST.TXTを比較する
   BINEQU DEST.TXT -SSRC.TXT -ORESULT.LST
2. D:\DATAにあるファイルの中で、SRC.TXTと一致するものを探す
   CAT D:\DATA -R|BINEQU !! -SSRC.TXT -ORESULT.LST
3. D:\DATAにあるファイルの中で、SRC1.TXTまたはSRC2.TXTと一致するものを探す
   CAT D:\DATA -R|BINEQU !! -SSRC1.TXT -SSRC2.TXT -ORESULT.LST
4. D:\DATAにあるファイルの中で、D:\SRCにあるファイルと一致するものを探す
   CAT D:\SRC -R|DOIT "-S&#" !! -E -OSRC.LST
CAT D:\DATA -R|BINEQU !! !SRC.LST -U -ORESULT.LST
   一行目で比較基準リストを作成している

Ver 1.00

初版