BINUNIQ

コマンドラインで指定されたファイルの内容を比較して重複したファイル以外のファイル名を出力する。
ファイル名を省略した場合でも、標準入力は取り扱わない。

ファイル名出力の条件をオプションで指定できる。内容が一致するファイルの集まりをグループとして、ファイルの種類をファイル集合として解説する。

ファイル集合

U:重複のないファイル名

同一のファイルが全くないもの

P:重複のあるグループの代表ファイル名

同一のファイルが複数ある場合のある一つのファイル。内部処理の都合で選ばれる。

C:重複のあるグループの代表以外のファイル名

同一のファイルが複数ある場合の、代表以外のファイル

条件

ファイル種類の集合を先頭に記す。名称は前記参照。

全てのグループの代表ファイル名を出力(-F)

集合(U,P)
重複を取り除いたファイル名。全ての内容を網羅し、かつ、重複がない。

重複のグループの代表以外のファイル名を出力(-D)

集合(C)
上の状態(-F)を作るために取り除かれるべきファイル名。 -Fの補集合

重複のないファイル名を出力(-U)

集合(U)
重複がない、つまり、完全にユニークなファイルの名称

重複のあるグループの全てのファイル名を出力(-E)

集合(P,C)
重複のある、つまり、ユニークでないファイルのすべて。-Uの補集合

重複のあるグループの代表ファイル名を出力(-V)

集合(P)

全てのファイル名を出力(-A)

集合(U,P,C)

通常、出力はファイル名だけだが、以下の要素を任意に指定できる（-T)。また、条件指定のオプションのサブオプションで「C」を付加すると、それぞれに定義された要素の組み合わせを指定できる。

G: グループ番号
N: グループ内の相対番号
C: メンバー数
F: ファイル名

出力形式は、

グループ番号 TAB グループ内の相対番号 TAB メンバー数 TAB ファイル名

である。

-F[C]

全てのグループの代表ファイル名を出力。ファイル集合(U,P)
-FC 出力要素(GCF)

-D[C]

重複のグループの代表以外のファイル名を出力。ファイル集合(C)
-DC 出力要素(GF)

-U[C]

重複のないファイル名を出力。ファイル集合(U)
-UC 出力要素(GF)

-E[C]

重複のあるグループの全てのファイル名を出力。ファイル集合(P,C)
-EC 出力要素(GNF)

-V[C]

重複のあるグループの代表ファイル名を出力。ファイル集合(P)
-VC 出力要素(GCF)

-A[C]

全てのファイル名を出力。ファイル集合(U,P,C)
-AC 出力要素(GNF)

-T{G|N|C|F}*

出力項目選択。GNCFの文字を並べる。出力順は固定

G:グループ番号
N:グループ内の相対番号
C:メンバー数
F:ファイル名

-Ofilename

出力を指定のファイルに切りかえる

BINUNIQ ファイルの重複を検査する

書法

SHELLMODE

詳細