HEX2BIN [ filename ]* [ options ]*

@記述、!記述、^記述

INTEL_HEX形式のファイルをバイナリファイルに変換する。
ファイル名を複数記述すると、それらのデータレコードが有効として処理する。 ファイル名を省略すると、標準入力を扱う。

変換の際に、以下の制限がある。

• バイナリファイルは実際にデータの存在する最初の位置からの分だけ出力する。
• 入力ファイル内のデータレコードは昇順に並んでいなければならない。
• 複数のファイルを指定した場合は、全てを通したデータレコードは昇順であること。
• データレコードの存在しない領域は、標準では0XFFで埋める。
• INTEL_HEXの一部の機能にだけに対応する。
  

  '00'	Data Record	有効
  '0l'	End of File Record	有効。スタート番地は無視
  '02'	Extended Segment Address Record	有効
  '03'	Start Segment Address Record	無効。エラーになる
  '04'	Extended Linear Address Record	有効
  '05'	Start Linear Address Record	無効。エラーになる

-0

絶対番地の０からバイナリコードを生成する。

-Astart_address,{end_address|+size]

コード生成領域を指定する。指定は、１６進数で行う。
領域の指定は、次の二つの方法がある。

-Astart_adr,end_adr

終了アドレスは領域の次のアドレス。

-Astart_adr,+size

バイトで数えたコードサイズを指定する。

入力データがコード生成領域外にある場合はエラーとなる。

-Fhexnum

データの存在しない場所を埋めるバイナリコードを１６進数で指定する。 標準では0xFFで埋める。

-Lfilename

ログファイル出力を行う。 出力の開始番地、終了番地、サイズをテキストで出力。

-Ofilename

出力を指定のファイルに切替える。

成功すれば1を返す。それ以外では0。

BIN2HEX

バイナリファイルからINTEL_HEXファイルを作成する

Ver 1.00

初版