DIRCOMP ディレクトリを比較する

書法

DIRCOMP [ src_dirname dest_dirname ]* [options]*

SHELLMODE

@記述、!記述、^記述

詳細

比較元ディレクトリの内容を比較先ディレクトリと比較し、不一致のあるファイル名を出力する。
比較元ディレクトリ、比較先ディレクトリの順で二つを組にして記述する。 複数の組を記述すると、それらを順に実行する。組になっていない半端なディレクトリ名は無視する。

通常、比較はサブディレクトリを含めてすべてのファイルを対象に行うが、 オプション(-R-)でサブディレクトリを処理しないように指定できる。

比較の際の条件を以下の通り指定できる。デフォルトはファイル内容での比較(-C)。

比較OPTION
ファイルの有無 -Z 比較先ファイルが無ければ不一致
ファイルの日付時刻 -D 比較先のファイルよりも比較元のファイルが新しいとき、 または、比較先にファイルが無いときに不一致
ファイルの内容 [-C] 比較元と比較先のファイルの内容が異なっているとき、 または、比較先にファイルが無いときに不一致

OPTION

-C
ファイルの内容で比較。
-D
ファイルの日付時刻で比較。
-F[C]
不一致の場合に出力(デフォルト)。
-FC 不一致ファイルの出力の際に、不一致の理由を出力する。
-N
標準出力をしない。-Oが指定されていると無効。
-Ofilename
出力を指定のファイルに切替える。
-R[+|-]
サブディレクトリの処理を指示する。
-R -R+ サブディレクトリを処理
-R- サブディレクトリを処理しない。
-T[W[-]]
ディレクトリ名を出力せずに、結果の統計を出力。
-TW は、統計出力に加え、終了時にメッセージウィンドウを開いて、 統計内容を表示する。
-TW-では、 全ての検査が一致した場合にはメッセージウィンドウを表示しない。
-V
一致したファイル名を出力。
-Z
ファイルの有無で比較。

戻り値

全ての比較が一致すれば1、そうでなければ0を返す。

用例

参考

バージョン

Ver 1.00初版