ヨーロッパの古楽

英語で書かれたルネッサンス・リュートの教則本です。142ページとそれほど、厚くは無いのですが高価でした。内容は非常に充実しています。取り上げられた曲は、ほとんどがタブラチュアで書かれ、ファクシミリ版も何点かあります。各国のタブラチュア記法の詳しい説明と、それで書かれた楽曲が多数あるので、演奏の目的だけでなく、一次資料を読むときの手助けになるかもしれません。

渋谷のヤマハ店で、海外注文して入手しました。

ドーランドのリュート曲集です。歌曲は収められていません。

譜面は、タブラチュアと標準記法（楽譜）の双方で書かれています。標準記法の方は２段譜になっていて戸惑いますが、音域の広いリュートにはこの方が読みやすいかもしれません。印刷も大きく読みやすい譜面です。

きちんとした資料なので、貴重なのですが、それなりに高価でした。普通の楽器屋さんで購入したのですが、全音楽譜のシールが貼られていたので、意外に流通していたのかもしれません。