BINSPLIT バイナリファイルを取り出す

書法

BINSPLIT filename [index]* [option]*

SHELLMODE

@記述、!記述、^記述

詳細

指定したファイルの中から、指定したインデックス(index)の部分を取り出し出力する。 取り扱うファイルはBINCONCで作成した形式のファイルである。

インデックスの記法と動作

格納番号[;出力ファイル名]
格納番号は1から始まる数字で、ファイル内の格納順序を表わす。
次の二つの場合がある。
  1. 出力ファイル名を省略した場合
    指定の番号の部分を入力ファイルから取り出し、標準出力する。 これを複数指定するとそれらを順に連結して標準出力する。
  2. 出力ファイル名を付加した場合
    指定の番号の部分を指定したファイルへ出力する。
    「格納番号;出力ファイル名」は一つのパラメータとして記述しなければならない

入力ファイルの形式

BINCONCで作成したファイルを取り扱う
以下の２種類の形式がある

バイナリアロケーション情報を内部に持つ

BINCONCで生成したときに、-Iオプションを指定したもので、 ファイルの先頭にアロケーション情報が格納されている。
BINSPLITでは複数のファイルを取り扱える。 -Bオプションの指定は不要である。

バイナリアロケーション情報を内部に持たない

BINCONCで生成したときに、-Bオプションで外部にアロケーションファイルを持つもの
BINSPLITでは、必ず-Bオプションを用いて正しいアロケーションファイルを指定する。 複数の入力ファイルに対しても同じアロケーションファイルが用いられるので、 複数ファイルの指定は実用的ではない。

OPTION

-Bfilename
バイナリ形式のアロケーションファイルを指定する。 アロケーション情報を内部に持たないファイルを扱う場合に指定する。 全てのファイルにこのヘッダーが適用される
-C
ファイルに格納されている数を出力する。
-Ofilename
標準出力を指定のファイルに切りかえる

用例

参考

BINCONCファイルの連結
BINSEP ファイルの分割（BINCONCで繋いだファイルの分割が出来る)

バージョン

Ver 1.00初版