RCVSYX -Iportname [options]*

@記述、!記述、^記述

指定のMIDIポートからSYSEXを読み込んで標準出力する。

SYSEXデータが10秒間入力されないと、そこで自動的に終了する。 この時間は秒単位で指定できる（-T）。
また、入力SYSEXの個数を指定できる（-C）。 この指定をすると、指定の個数のSYSEXを読み込んだ時点で終了する。 このときも、時間の制限は有効である。

ダンプリクエストヘッダーを格納したSYXファイルを入力に先立って出力できる（-R）。
ファイルの内容は検査せずにそのまま転送する。 従って、ファイルの内容は正確で、かつ、短くなければならない。

パイプライン処理による遅延を避けるため、出力ファイルの指定（-O）を強く推奨する。

入力デバイスは、オプション(-I)で指定できる。オプション（-I）で指定されなければ、環境変数 QS_MIDI_IN で指定されたデバイスを用いる。

出力デバイスは、オプション(-E)で指定できる。オプション（-E）で指定されなければ、環境変数 QS_MIDI_OUT で指定されたデバイスを用いる。

-Cnumber

入力するSYSEXの個数を指定する。 この数だけSYSEXを受信すると処理を中止する。 この場合でもタイムアウトの指定は有効である。

-Eportname

リクエストヘッダーを送信する場合のポートを指定する。 ポートを省略すると、MIDI-MAPPERを使用する。 ここで指定するポート名は、MIDIPORTで見ることができる。

-Iportname

SYSEXを受信するMIDIポートを指定する。 ここで指定するポート名は、MIDIPORTで見ることができる。 この指定は必須である。

-Ofilename

出力を指定のファイルに切替える。 この指定を使用することを強く推奨する。

-Rfilename

リクエストヘッダーとして出力するSYXファイルを指定する。 ファイルは正しく、短くなければならない。

-R:tsexpr

リクエストヘッダーとして出力するSYXをバイナリを返すTSEXPRで指定する。

-Twaittime

SYSEX受信のタイムアウト時間を指定する。単位は秒（1-120）。
SYSEXの受信がこの時間途切れると処理を終了する。

SENDSYX	SYXをMIDIへ出力
MIDIPORT	存在するMIDIPORT名を出力する

Ver 1.01		環境変数に対応。オプション（-R:）を追加
Ver 1.00		初版