QSCALLN { filename | :script | "" } [*]シフト数 [ parameter ]*

@記述、!記述、^記述、#記述

スクリプトを第二パラメータのシフト数に応じてずらしながら、 引数置換後の QSSCRIPT を繰り返し実行する。
最初のパラメータはスクリプトのファイル名だが、空文字列の場合は標準入力の内容をスクリプトとする。 また、先頭に「:」がある場合は二文字目以降をスクリプトとする。
実行時に標準入出力は無効である。標準入出力を有効にする場合は、QSCALLNP.EXE を使用すること。

第二パラメータの書き方によって、繰り返しの動作が異なる

1. シフト数だけを書いたとき
   パラメータが無くなるまで繰り返す。
2. シフト数の前に*をつけたとき
   パラメータの数がシフト数以上の場合だけ繰り返す。
3. シフト数が0のとき
   必ず一度だけ実行する。

スクリプトファイルは、最初にカレントディレクトリを探し、 次に環境変数 PATH のディレクトリを順番に探す。

環境変数「QS_NAME」に起動スクリプト名が格納されている。

スクリプトの文法は QS と同じ。

置換の規則は、ここを参照のこと。

1. 引数置換%number;は この番号の1から順に３番目以降のコマンドラインパラメータが対応する。
2. %0;は繰り返しの序数
3. 置換中の出力制御（%[など）は、テンプレート全体に及ぶ。
4. QSexpr中のsys関数は以下の意味を持つ。

   sys(0)	繰り返しの序数（1から）
   sys(-1)	引数の個数。（シフトするとその分だけ減少していく）
   sys(-2)	全体の繰り返し数
   sys(-3)	シフト数
   sys(1...)	この番号の1から順に３番目以降のコマンドラインパラメータが対応する。
   sys(-10)	スクリプトのファイル名

オプションは無い

スクリプトが正常に終了した場合は、スクリプトの戻り値を返す。 スクリプト実行上でのエラーが起きた場合は、0を返す。

スクリプト	スクリプトの記述法
引数置換	引数置換の記述法
QSCALLNP	パラメータシフトをしてスクリプトを実行（パイプあり）

Ver 1.01	2012/04/24	nulハンドル設定方法の変更
Ver 1.00		初版